MESSAGE

世界中の都市は創造都市を目指している。

黒崎輝男  |  Teruo Kurosaki

オリンピックでどの都市を選ぶかということは、ロンドンオリンピックから、如何にスポーツが都市に機能していて、オリンピックをすることにより、その都市が創造的に変わっていくか?ということが中心になってきました。
ポートランドや北欧の都市では如何に文化的な要素がその都市を魅力的にしているか?を競っているようです。静かに都市の移り変わりを観察していると、都市計画やシステムだけでなく、文化的な起爆力、そして文化を醗酵させる力といったものが問われています。個人の持つ力だけでなく、その都市が持つ個性や特質といったものがどのように醸造されて、クリエイティブに持っていくか?が問われているようです。そこに焦点を絞って多様な視点、思わぬ問いかけから創造都市論を考えていきます。

代表理事黒崎輝男 | Teruo Kurosaki

「IDEE」ファウンダー。現在、流石創造集団(株)、メデイアサーフコミュニケーションズ、自由大学、古民家再生機構など様々な組織・立場での活動を展開し、さらに「Farmers Market @UNU」「IKI-BA」「みどり荘」「COMMUNE 2nd」などの「場」を手がけ、新しい価値観で次の来るべき社会を模索し続けている。

山崎 満広  |  Mitsuhiro Yamazaki

オープンでリベラル(自由)な空気が流れ、そこに住む人々が自由な発想を持ち、今までこの世に存在しなかったような新しい事やものを思いつき、仲間と共有し試してみることにより新たな価値が生まれ、その価値に共感した人々がそれをさらに良くしようとする。そこには、失敗を恐れず、完璧を求めず、とりあえずやってみるという気風がある。
人々は各々に自分達の人生の豊かさを祝い、情熱を持ってその町の美しさ、楽しさ、居心地の良さ、美味しさ、賑わいなどを次世代に残すべく、コミュニティの維持と繁栄に時間と資金を惜しまずに投与する。それは再生を繰り返す生き物のような町である。

代表理事山崎 満広 | Mitsuhiro Yamazaki

1975年東京生まれ。茨城県で高校卒業後、95年に渡米。南ミシシッピ大学にて学士と修士号を取得。専攻は国際関係学と経済開発。在学中メキシコ、ユカタン大学へ留学。スペイン語、マヤ文明の考古学を専攻。卒業後、建設会社やコンサルティング会社、経済開発機関等へ勤務し、全米各地の政府機関とのプロジェクトを通して、企業誘致、貿易開発や都市計画を現場で学ぶ。
2012年3月にポートランド市開発局にビジネス・産業開発マネージャーとして入局し、同年10月より5年間国際事業開発オフィサーとしてポートランド都市圏企業の輸出開発支援と米国内外からポートランドへの投資・企業誘致を主に担当。We Build Green Citiesというイニシアチブのリーダーとしてポートランド式の官民一体の都市計画、環境・空間デザイン、ランドスケープデザインなどのノウハウを日本のデベロッパーや自治体と協力し、日本各地の持続可能なまちづくりを支援。
柏の葉スマートシティキャンパスのマスタープランのほか、国交省のプロジェクト「MIZBERING」、和歌山県有田川町地方創生プロジェクト「有田川という未来」等に携わる。また各地での講演等も精力的に行い、住民とともにこれからの地域のありかたを考える手法を紹介している。
著書に『ポートランド-世界で一番住みたい街をつくる』(不動産協会賞を受賞、学芸出版社)と『ポートランド・メイカーズ クリエイティブコミュニティのつくり方』(同)がある。
ZIBA Design国際戦略ディレクター、ポートランド州立大学シニアフェロー、東大まちづくり大学院特別講師。過去にオレゴン日米協会理事、サンアントニオ日米協会理事、サンアントニオ アジアンアメリカン商工会議所理事などを歴任。

林厚見  |  Atsumi Hayashi

たくさんの工夫や挑戦が、柔軟さと遊び心をもって起こっていく、そんな土壌がある街。
地域生活上の問題解決でもビジネスの創造でもエンタテイメントやカルチャーでも共通して、それは起こっていく。
そこに都市のオリジナリティと持続性が生まれていく。
それを生み出すのは、リスクへの寛容さや能天気さであり、人の右脳を刺激するビジョンであり、あるいは時に、圧倒的な危機感であったりする。
創造性というのはとても広い意味を持つ言葉であり、創造的な都市というのはその各々が全く違う特徴や様相を持っているはずだ。

理事林厚見 | Atsumi Hayashi

1971年東京都生まれ。株式会社スピーク共同代表 / 「東京R不動産」「toolbox」ディレクター。東京大学工学部建築学科(建築意匠専攻)、コロンビア大学建築大学院不動産開発科修了。経営戦略コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニー、国内の不動産ディベロッパーを経て、2004年より現職。現在は「東京R不動産」「R不動産toolbox」のマネジメントのほか、建築・不動産・地域などの開発・再生のプロデュースを行う。共編著書に『東京R不動産2』『だから、僕らはこの働き方を選んだ』『toolbox 家を編集するために』『2025年の建築 新しいシゴト』等。

本村拓人  |  Takuto Motomura

グレイである。クリエイティブシティはネガティブは曖昧さに対して寛容であり、革新に対して希望を見出す人がまずはじめに先手を打ってマチの骨格を一画から作り上げていく。やがて、その一画から生まれた小さな商いやスタートアップ、また、クリエイティブエッジやアーティスト達が集いたくなるような興奮する場所から特殊で新規性の高い文化が生まれる。その土地に根付いた習慣や歴史を別の都市から流れ着いたアウトサイダーたちが新たな価値を見出し、侘び寂びにもにた進化を遂げると、瞬く間にその土地に新たに根付いた文化を吸収しにくる。
つまり交流人口が増えはじめると、次第にグレイだったその都市の一画はやがてその都市の代名詞ともなる。廃れた都市であれ、圧倒的にクレイジーな人々の常識を鼻から疑う姿勢をもったクリエイティブエッジの溜まり場から始まる都市こそ、クリエイティブシティとは呼ぶにふさわしいのであろう。

理事本村拓人 | Takuto Motomura

1984年4月 東京都生まれ。 2004年名古屋にて人材派遣会社の立ち上げに参画。米国留学中アジア、アフリカを放浪。この経験から新たに貧困の定義(=想像力が枯渇している状態)を提唱。以後、世界を移動しながら具体的にこの”貧困”問題に取り組む株式会社Granmaを2009年に設立。以後、メディア&イベントプロデュース業、キュレーション業、プロダクト&ビジネスモデルデザイン業の3つの”業”を通じて問題解決に取り組む。

岡島悦代  |  Etsuyo Okajima

事務局岡島悦代 | Etsuyo Okajima


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